NPO法人まちの縁側育くみ隊

記憶は未来!~アートサロン第11回~

e0249556_20184810.jpg「子どもの頃近くのお肉屋さんにおつかいに行って、お金を失くしました。長者町通りの沢山の人と荷物が行き交う中で、子どもながらに一生懸命探しましたがお金は見つからなかった。」


昭和50年代の長者町の風景を、等身大の子ども時代の思い出として語ってくれたのは布団問屋の若旦那、吉川さん。今の長者町の風景からは想像できない、人のスキマを縫って歩く小さい小さい男の子の目線から、当時の賑わいが目にうかぶようだった。
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(アートサロン第11回ゲスト吉川孝清さん、聞き手名畑恵)

吉川さんのお話からは下記のような未来に向けてのメッセージをつかみ取ることができました。
1)子どもを地域の人間関係の網の目の中で育もう
 ―吉川さんの持ってきてくれた古い写真には、今もまちで活躍するあの人・この人も写っている。共に育ったり、面倒を見る見られるの関係は、絶対的な信頼感をもつ者どうし。人のつながりの継続はまちの持続。

2)「共存共栄が商いの理念です」
―「お客さんに喜んでもらう、お金だけじゃないんです。」

3)責任ある遊びができるのがまち衆
 ―祭りでみんなで山車を引くことを楽しみつつ、みんなの安全を守るために知恵を振り絞る責任感の強さ。




会場からは、「頼れる兄貴!」の呼び声e0249556_20203062.jpg


4)おくゆかしさが大事
 ―「前に出ることは嫌い」とこのアートサロンの機会も何度となく断られるほどのおくゆかしさ。でも「縁の下の力持ち」に学びたいとの想いでお願いし、出てきてもらいました。

5)無関心をひきつける体験型をしかけよう
 ―「自分もアートには無関心だったけれど、あいちトリエンナーレのアーティストと一緒に体験できる経験はとても良かった」、まちに愛着をもってもらうのにもやっぱり体験型です!

6)まちの未来像はハードイメージ先行よりも、まちの人が「つながっている」ことが大事
 ―「喧嘩もあり。無関心はよくない。とにかく顔が見えているまちの未来像を思い浮かべます」

記憶は未来!!(名)

e0249556_16485163.jpg*アートサロンとは・・・
町の一人一人のひととなりが見えてくるとちょっとまちが楽しくなる!をコンセプトにしたささやかなとりくみ。当法人スタッフの名畑も含め3人の若手女性(吉田有里さん、古谷萌子さん全員同い年)が回毎に代わる代わるサロンの主となって、まちの人との茶飲み対談をする。(NPO法人まちの縁側育くみ隊、あいちトリエンナーレ実行委員会、アートアニュアル実行委員会、の共催)

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by engawa_hagukumi | 2013-02-06 21:00
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名古屋市の都心・錦二丁目に拠点をおき、長者町地区を中心とする多彩なるまち育て活動を展開している、NPO法人まちの縁側育くみ隊の”いま”をお届けします!